包茎が原因で起こる性器の異変

包茎が原因で起こる性器の異変

包茎と言えば臭いや雑菌が沸いて感染症にかかりやすくなるなど色々なデメリットがありますが、包茎がおよぼすデメリットのなかには細菌が原因で炎症や性感染症にかかってしまうことがあります。

 

●雑菌&亀頭包皮炎(カンジダ病)
亀頭包皮炎とは一般的に細菌が原因で起こるものと、カンジダ病と呼ばれている感染症が原因で、亀頭部分や包皮部分に炎症が起こってきます。

 

大人のお店で遊んだわけでもないのになぜ?と感じるかもしれませんが、カンジダ病は男性にはあまり縁のない病気で、主に女性が感染することが多く仮性包茎の方がまれに感染することがあります。

 

カンジダ菌は女性の膣内に常在菌としている菌で、身体の抵抗力が弱っている時などにかかってしまうことがあります。

 

●カンジダ菌の主な症状
男性が感染した場合の症状は、感染したての1〜7日頃は自覚症状はそうありませんが、カンジダ菌が増えてきた頃に自覚症状が現れてきます。

 

白いぽろぽろとした垢状のものや、牛乳を温めた時に出るような薄い膜ができる、赤い炎症や斑点が亀頭や陰茎部分にできる、痛かゆい、膿が出てくるなどの症状が現れてきます。

 

●カンジダ病になる主な原因とは?
主な原因は仮性包茎の場合、適度な湿度があり雑菌も進入しやすいため繁殖がしやすかったり、子供がかかる場合には、亀頭と皮部分におしっこが入ることで雑菌が繁殖しかかることがあります。

 

包茎は老廃物やおしっこなどがたまりやすい状態なので、性器自体が不潔になりやすくきちんと洗われていなかったり、逆に石けんで丁寧に洗いすぎてしまうと、身体を守るために必要な細菌を流してしまう上、石けんではカンジダ病は死滅しないのでますますカンジダ菌が繁殖しやすくなり、症状が出てしまうことがあります。

 

●治療方法
細菌に感染した場合、包茎の皮部分に問題がなければ自然に治ることもありますが、病院で治療を受けたほうが安心できます。

 

細菌が原因の場合には、病院で処方された抗生物質クリーム、カンジダ菌の場合には抗真菌薬入りの軟膏やクリームを付けることで治療していきます。